あまりの遅さにガマンできずにデスクトップPCをパワーアップしたら劇的に快適になった

デジカメで撮った写真の編集は5年ほど前に買ったドスパラのデスクトップPCを使ってるんだけど、何をするにも待ち時間が発生して結構なストレスになっている。

最初は完全リプレースを考えていたんだけど予算の都合でパーツ交換することで今のデスクトップPCを延命することにしたわけで。

元々交換していたメモリはそのまま、あとマザーボードがオリジナルのままで、CPU、GPU、電源、ストレージ用のSSDとほぼ全交換に近いレベルで入れ方おかげでPCの性能が劇的に向上したのだ。

アップデート前は…

BTOモデルの一番安いグレードだったのでスペック的にかなり貧弱だったモノのちょっとずつアップデートしていた

こんな感じ

メモリ 8GB→16GB→32GB
ストレージ HDD→SSD

メモリは8GBだとほんとキツくて16GBに増やしたけど、それでもキツかったので32GBにした。

ゲットしたのはDDR4 3600のメモリなのだ。

My new gear… pic.twitter.com/YfTxZcotvy

— ろっぱ (@roppay) October 11, 2020

メインのストレージは最初はHDDで、Windows 10をうごかすにはものすごいストレスで3ヶ月ほどでSSDに替えてしまった。

そのときのエントリはこちら。

この時フルHDのモニタをメインで使っていたものの、縦の表示出来る情報がやっぱり少ない。それもあって4Kモニタを導入した。した結果接続ポートの問題があってディスプレイポートがついているGPUを手に入れる必要が出てきて焦ったけど、そのつぶやきを見たフォロワーさんがRyzen 2400Gと同スペックくらいのGPUをご厚意でいただけることになり非常に助かった。

Lightroomでの写真編集が激重で非常にストレス…

ここ一年でLightroomを使ってレタッチする機会が増えてきたせいか、PCの操作が非常に重くてすごいストレスを感じるようになった。

元々スペックが不足気味だったこともあったんだけど、マスク処理をするときに微調整する度にフリーズしてイラッと来るうえでLightroomの操作を受け付けていない間にマウスを動かすと移動の軌跡に合わせて変な形でマスクされたりマスクが削られたりとやる気をゴリゴリ削られることが多かった。

流石にPCを変えるしかないって思ったものの、予算を考えるとだいぶ先になってしまう。それなら2～3年延命できれば良いかと思ってパーツ交換を検討するようになった。

デスクトップPCパワーアップ計画発動編

独自BIOSアップデートで5600が動く!? けど前準備が大変…かも

動作が重たいのはCPUが非力かも…と思ってCPUをRyzen 5 3600にしようと思っていた。

というのはマザーボードのチップセットがB350というモデルで、コイツがサポートしているのがRyzenの65Wな3000番台のCPUまでと思っていたから。アップデートを考えてた頃は3600が販売終了するとかで市場に全然見かけなくなっていた頃。それで中古探した方がいいのかなっておもってたんだけど、知り合いのフォロワーさんに相談に乗ってもらったところ、自分が使っているマザーボードならB350でもRyzen 5 5600が使えるんじゃない? ってアドバイスをもらったのだ!!

ちなみに今使ってるマザーボードはASRockのAB350M-HDVというモデル。

マザーボードメーカーのASRockが独自対応してくれたおかげで5600がつかえることがサポートページで確認できたけど、使えるようにするまでがちょっと面倒なのだ

サポートページのBIOSという項目をみると7.30までバージョンを上げると「Vermeer」をサポートすると記載がある。

Support Renoir, Vermeer, and Cezanne CPU

こんな風に。で、この「Vermeer」とはRyzen 5000系のコードネームなので、65wのモデルならイケると踏んだのだ。

で、問題はアップデート。いきなり7.30にアップデートできないのだ。まずは7.0を入れる必要があるわけで。

2段階アップデートはちょっと怖かった(笑)

5600がちゃんとサポートされているかがCPUサポートページにちゃんと記載されてればわかりやすかったんだけど、記載がなかったからホントに動くのかちょっと不安になってしまった。

そんなかんじで情報集めてたらちょうどAmazonでRyzen 5 5600がAmazonでお得感あるセールをしていたので即ゲット。

消費電力は変わらないのでCPUを入れ替えるだけ。

ピンが大量にあって曲げたらどうしよう…なんて不安に思ったけどあっさり設置完了。CPUクーラーを立ち上げてちゃんと認識しているか確認する。

ちゃんと認識した！

CPUをアップデートした効果は劇的でブラウザの表示やアプリの立ち上げなどなど、起動速度が非常に高速になったおかげでPC操作の大部分が快適になった。

一番懸念してたLightroomなんだけどコイツは思ったほど快適にならなかったのだ。ノイズ処理に使っているTopaz Photo AIの処理速度は多少上がった程度でもうちょっと快適にならないか…という思いがでてきた。

まだ操作が重いと知り合いに愚痴ったところ、GPUアップグレードしかないんじゃね? という指摘をもらったわけで。ちょうど知り合いがPCを新しくしていてGPUをnVIDIAのRTX3060をチョイスしていてかなり快適という話を聞いてしまい非常に気になってしまった。

ただ、その前にやれるチューンナップ、ということでメモリのオーバークロックもやってみた。

意外と簡単だったメモリのオーバークロック

2年以上前に買ったメモリはDDR4 3600のやつなので3600MHzで動作するのかと思ってたんだけどそうじゃないっぽい。そのため3600MHzで動かすために設定が必要で、自分が買っていたメモリはXMPを使って簡単に設定できた。

思ったより簡単だったけど、標準から外れてしまうのでトラブルになるかもしれない。

なのでまねをしてやる場合は自己責任でやってほしい。

このBlogを見てやった結果トラブっても責任は負えないので。

で、やった結果は多少PCの動作がキビキビするようになった…とおもう。

ベンチマークを取ってないのでフワッとした感想しか出てこないのはしょうがない。

CPU交換とメモリのオーバークロックで改善はしたけど、一番改善してほしいところがまだまだ…ということだった。ここまでやったらGPUもかえたくなってしまう。

元々GPUはCPU内蔵のものを使っておらず外部モデルを使用していた。4kモニタを購入したときにディスプレイポート接続しか接続の選択肢がなくなってしまったため、フォロワーさんにいただいたディスプレイポート付きのGPUをしばらく使っていたのだ。

そんなわけでガマンできなくなってGPUゲットしてしまった。

やっちゃえGPU交換！ということでRTX3060をゲット!! …しかし問題が発生

快適な操作感をもとめて仕事が終わったあとに秋葉原でGPUをゲット！

メモリが12GBあってコンパクトなサイズ…ということで選んだのがASUSが出しているモデル。

買ってきた翌日にPCに組もうと思っていたんだけど、ちょっと問題が発生。

電源の容量が足りなくなる可能性が高いのだ。元々450Wのモデルだったのでかなり不安。なので慌てて電源を買ってきた。

買ってきたのはCorsair CX650Mというモデル。ケース自体古いタイプなので今のケースレイアウトを想定した電源のパーツ構成にちょっと悩んだけど組み付け完了。

ケーブルルートが非常に雑だけど、この時は動作確認する方を優先してたから。この後ちゃんと整理した。ちなみにHDDが多いのはデータストレージにしていたものを新しいHDDに移すつもりだったから。もう一台はSSDなのだ。

PC環境が劇的に良くなった!! Lightroomもサクサク動く！

起動してみたら何から何までちがうのだ!! ブラウザを開くときももっさり感は皆無だし、Photoshopなんかの重量級アプリも非常に速く起動して作業できるようになる。

Lightroomも2000枚くらいのサムネイル表示もほぼカクつくことなく表示出来るし、RAW編集時にマスク処理を色々やってもリアルタイムに操作結果がわかる。パラメータの変更もすぐ分かるのでストレスが激減した。CPU/GPU交換前だとマスク処理でちょっと動かすだけで十数秒かかることもあったし、その間フリーズして操作を受け付けなかったりと非常にストレスを感じていた。

それがなくなったのでRAW編集がものすごく捗っている(笑)