『foltia ANIME LOCKER』を導入した録画サーバにHDDを追加したときにちょっとハマった

録画鯖その後秋アニメをほとんど録画予約したら2TBのストレージも1シーズン持たなかった… (；´Д｀) の続き。

買ってきたHDDを録画鯖にぶち込んだあと、foltia ANIME LOCKER側に認識させる必要がある。ブラウザベースの管理画面からできるとありがたかったんだけど、ターミナル端末でログインしてやる必要がある。

foltiaは複数の物理ドライブを1つのドライブにみせる方法をとっていて、Linuxベースなのでコマンドライン上で設定するところが敷居高いかも…と思っていた。実際の所は思ったほど時間はかからなかったけど、一部ハマった部分があったので備忘録代わりにエントリにしてみた。

ネットで調べると同じようにfoltia使用環境にHDDを追加している人のエントリを発見!! 参考に作業を行った。

foltia anime locker HDD増設 | 碁盤の目らぼらとり

上記エントリを参考に電源onから以下のの手順で行った

電源オン
ssh接続おいらはMac環境だったので、iterm2を使って接続。foltiaへのsshログイン方法はfoltia ANIME LOCKER オンラインマニュアル:sshログインに乗っていたので参考にした。root権限が必要なんだけど、直接rootでログイン出来ないみたい。おいらは一般ユーザーでログインしたあと、suコマンドを利用した。
dmesgコマンドで新しく追加したHDDが認識されているかを確認する。ちなみにdmesgコマンドとはカーネルのリングバッファの内容を出力するコマンド。起動時にカーネルが各デバイスを確認する訳で、そのときのログを表示してくれるから、システムに認識されていればこのログに残る、ということかな。
Linuxコマンド集 – 【 dmesg 】カーネルのリングバッファの内容を出力する：ITpro

で、表示されたログの中から該当する部分を探してくる。

sd 4:0:0:0: [sdd] 5860533168 512-byte logical blocks: (3.00 TB/2.72 TiB) sd 4:0:0:0: [sdd] 4096-byte physical blocks sd 3:0:0:0: [sdc] 976773168 512-byte logical blocks: (500 GB/465 GiB) sd 3:0:0:0: [sdc] Write Protect is off sd 3:0:0:0: [sdc] Mode Sense: 00 3a 00 00 sd 3:0:0:0: [sdc] Write cache: disabled, read cache: enabled, doesn't support DPO or FUA該当するところを発見、sddだった。
pvcreateコマンドで物理ドライブを作成する pvcreate /dev/sdd成功すると以下のメッセージが表示される。
Physical volume "/dev/sdd" successfully created次にpvdisplayコマンドで確認する。表示された内容の中にVG Nameという項目を確認すると、tankと表示されているので、このVGに新しいHDDを追加する。ちなみにVGはVolume Groupのこと。
vgextendコマンドでtankグループに/dev/sddを追加する。 [root@foltia ~]# vgextend tank /dev/sdd Volume group "tank" successfully extended
lvextendコマンドで拡張する lvextend -l +100%FREE /dev/tank/tv
参考にさせていただいたエントリではresize2fsコマンドを使っていたけど、おいらの環境ではエラーが出た。 resize2fs: Bad magic number in super-block while trying to open /dev/tank/tv Couldn't find valid filesystem superblock.こんなエラーが出たので調べてみたら、イイエントリを発見した。
CentOS 7(XFS)でLVMディスク拡張でハマったこと – Qiita

このエントリを参考にxfs_growfsコマンドを使ってみた。

[root@foltia foltia]# xfs_growfs /dev/tank/tvこれで設定は完了。
管理画面で空き容量を確認すると…
ほとんど時間もかかってなかったのでちょっち不安。