α6500で使う頻度が高いMC-11+シグマ17-70mmの組み合わせなんだけど、おいらの環境ではAF-Sがまともに動かないので公式には対応していないAF-Cで使っていた。
NEX-6 (71mm, f/8, 1/80 sec, ISO800)
その辺のことはこのエントリで書いていた。
標準ズームは中々使い勝手は良いんだけど、AF-Sが使えないのはやっぱり不便。α6500のようなAPS-CサイズのEマウントモデル向けにMC-11のファームウェア更新を待ってたけど、全然音沙汰がない。こりゃAPS-C向けは期待できないのかもなぁ…なんて思っていたところにMC-11と17-70mmのファームウェアが更新されたのだ。
一番最初にMC-11+シグマ17-70mmの組み合わせで使ったときはいろいろ問題があってAF-Sでは全然使えなかった。
そのときのことはこのエントリにも書いたけど、気になってたポイントを引用してみた。
- 望遠側だとAF合焦率が落ちる。
- AFが被写体の後ろで合焦する比率が高いのは望遠を使っているとき。
- 絞ったり(F8)、暗くなったりでシャッタースピードが遅くなるとAF合焦率が極端に落ちる。
- 被写体のバックがうるさい(複雑な模様とか枯れ草などが生い茂っている場合など)とAF合焦率がかなり落ちる。または被写体の後ろで合焦する。
- 電源を入れているとピントリングがせわしなく動いているようでバッテリーの消耗が早そう。
この辺がどれくらいどれくらい改善されたのかはかなり気になっていたわけで。
ようやくMC-11に対応したファームウェア更新がキタ!!
とりあえずレンズとMC-11のそれぞれの更新内容を確認してみる。
いくつかのレンズに更新がきていたけど、おいらが使っている17-70mmではこんな感じ。
【アップデート内容】
・SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 EF-E 使用時のAF精度の向上を図りました。
・SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11 EF-E使用時の動画撮影における絞り作動音を軽減させました。
AF精度向上としっかり記載されているのでかなりグッと来る。
MC-11は直接ケーブルさせるけど、17-70mmはUSBドックがないとファームウェアの更新ができないところがちと面倒かも。
でもUSBドックさえ用意できていたら更新そのものは簡単にできるので、手もとに用意しておくのも悪くないかな。
実際に撮り歩いてみた
仕事帰りに寄り道したり休みの日に撮り歩いてみた。
日が落ちるとAF-SじゃまともにAFも動かなかったのがそれなりに動く。
シグマの17-70mmって意外と手ブレ補正が効くようで夜の撮り歩きでも結構使える気がする。
夜の東京駅やKITTE。東京駅は等倍にしてみると結構ぶれててマシなのをピックアップしてみた。手ぶれ補正は効くけど限度があるわけで、次に機会があるならISO感度をもちっと上げても良かったかなぁ…と後悔してる。
紫陽花。望遠端の70mmで撮ってみた。シグマの17-70mmは結構よれるのが気に入ってるポイント。
色々撮り歩いてきて撮影データをPCで見直してみると、気になる傾向が見えてきた。微妙にピントが合ってないように見える写真が多かったのだ。等倍で見ると「コレピント合ってるのかな? それともこんなモノ?」みたいに判断が付けにくい。気にしすぎかもしれんけど…。
使って見た結果は…
気になってたポイントがファームウェア更新後にどれだけ変わったか列記してみる。
- 望遠側のAF合焦率はあまり落ちていない
- 被写体の後ろでAFが合焦することもあまりなかった。
- シャッタースピードが落ちてもAF合焦率が極端に落ちることなかった。
- 背景がうるさいところでもAF合焦率が極端に落ちることもなかった
- ピントリングが動き続けることがなくなった。
とまぁ、AF-S使用時の挙動はかなり改善されてるかな。MC-11+シグマ17-70mmで使ってる人ならファームウェア更新は必須かも。