もう発売してしまっているけど、先日シグマの高倍率望遠ズーム60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sportsのレンズ体験会へ行ってきた。
ワイド端が60mmでテレ端が600mmという10倍のズームに加え、ワイド端7段、テレ端6段の手ブレ補正に新開発のリニアモーター「HLA(High-response Linear Actuator)」搭載でAF速度もかなり期待できるスペック…というのを先日の発表で知ってから一度は試したいと思っていたところにレンズ体験会があると知って早速申し込んでみたわけで。
デカい! ゴツい!!
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α7ivにつけてみた。右側は比較対象にα7Rii+タムロンの50-400mm。一回り以上デカい!!
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フードはネジ固定医のタイプ。大きさの割に軽かったな。スイッチ類もかなり充実してて操作性は悪くなかったと思う。ただ、ズームの回転軸がソニーとは逆なので、ソニー純正のズームになれていたら、細かくズームしたい人は違和感出るかも。
早速撮ってみた
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ワイ端の60mm。
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テレ端の600mm
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1.5倍クロップした換算900mmで撮るとこんな感じ。この時気温が高めだったからか、大気の歪みっぽいのが出てたかも。
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かなり良い感じに写る
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等倍に拡大してみると…
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魚を抱えてた。
望遠ズームの割にはかなり寄れるところも魅力。
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![](http://roppay.com/wp-content/uploads/2023/02/60600dgdnc_20.jpg)
1.5倍クロップしてたので換算370mm。かなり寄れる。撮影倍率は200mm時点で1:2.4なのでクォーターマクロっぽく使えるかも。
AFの合焦速度はかなり速かった。100-400mm DG DNだったらワンテンポ遅れそうなタイミングでも60-600mm DG DNはスパッと合焦してくれる感じで撮っていて楽しかった。
手ぶれ補正もどれだけ強力か確かめたかったけど、非常に天気も良かったので手ぶれ補正を体感できるシチュエーションはまず無かった。ただ、AFが動いているときはファインダーがほとんど揺れなかったのでかなり強力なのかも
このレンズはEマウントとLマウントで発売されるけど、テレコンが使えるのがLマウント版のみなのが残念。
テレ端で使っているときはほとんど1.5倍クロップで撮影していた。撮影会場の天空橋からだと離陸直後の飛行機はかなり小さかったから、というのが大きな理由なのだ。α7ivは3300万画素とそこそこ画素数があるのでクロップしても1400万画素は残るしね。
そう考えるとEマウント機ならクロップ耐性が高めなα7Rvと組み合わせるとかなりよさげ。
α1やα9iiで使う場合は機能制限があってボディの性能全部使えるわけじゃないところが痛し痒しかな。
2倍テレコンを使えれば1200mmという超望遠域を楽しめたわけで。そう考えるとLマウント版なら発売されたばかりのS5Ⅱあたりと組み合わせて使うと楽しそう。
個人的に非常にグッときたレンズだけど、そう簡単に手が出ない。
お値段が非常に高額でBlog執筆時点ではサードパーティ製レンズの中でも最高額になるんじゃないかな。シグマのオンラインショップで36万円台、ちょいお安めなカメラ専門ショップだと30万円弱くらい。ここまでの金額になるとEマウントならSEL200600Gが選択肢に入ってくるので非常に悩ましい
もう一点が重さ。Eマウント版で2,485gとなるから手持ちだと長時間支えるのはかなり厳しいかも。
とはいえ、60mmスタートで手ぶれ補正は強力で寄れるのは非常に魅力的なんだよなぁ…